人間が行動を起こすには、その行動の「キッカケ」となる何かが必要で、最初の行動を起こすのに懸けるコストは非常に大きいです。
今日は、行動を起こすのにコストがかかるなら、その行動の「キッカケ」を盛り込んだ空間を作ったら面白いんじゃないかという話をさせていただきます。
ホテル創りのキッカケになりそうで、書く前からニヤニヤしています。
◆『キッカケ』と病気の関係性
人の病気の中に、パーキンソン病というものがあります。
パーキンソン病:振戦(ふるえ)、動作緩慢、筋強剛(筋固縮)、姿勢保持障害(転びやすいこと)を主な運動症状とする病気。
簡単に言うと、筋肉が固まったり震えたりすることで体が動きにくくなる病気なのですが、これは体に「動け!」という指示を出すドーパミンが不足することが原因だそうです。
パーキンソン病の患者さんを真っ白な部屋に立たせると、その場から動きだすことができないらしいですが、動き出すためには『黒い線を引くこと』だけで問題ないそうです。
つまり、このパーキンソン病の患者さんにとっての「キッカケ」は黒い線であり、何をするかによってどういったキッカケが必要かは変わってくるというわけです。
◆それぞれのキッカケのデータを貯めていく
もし今、100億円をあげるから『キッカケに溢れた空間を作ってくれ!』と言われても僕にはまだ作ることはできません。
目的があるのならその準備は進めておくべきで、今必要なのは下記の点になりそうです。
- ホテルを作るノウハウ(建築的な)
- 法律的な知識
- 集客について
- 行動のキッカケには何があるのか
挙げ出せば切はないですが、もちろん一人で行うわけではないので任せるところは任せたらいいと思います。自分がするべきなのは、自分が得意なことで今できないこと。
今の僕が進めていくべきなのは、人の行動とそのキッカケの関係性を考えることです。
キッカケというのは、「何」をするかによってだけでなく「誰」がするかによっても変わります。
「誰」を分けだすとすごく細かくなりますが、「サラリーマン」「主婦」「学生」などのジャンルで分ければそれほど多くもなさそうです。
例えば、「サラリーマン」が「仕事」をするキッカケになるのは、『周りの人が仕事をしているという状況』です。
となると、そのために必要なのは、「仕事をする人が集まりそう」と感じる空間にすることか、「一人でも仕事するきっかけになる」空間にして、最初の一人・二人が集まってくる空間にするかのどちらかです。
今までは、この空間がどういった行動のキッカケになるのかということを考えていませんでしたが、これからは意識していて行こうと思います。
自分だけでなく、自分以外の人がどのように感じたのかまでのデータを蓄積させることができれば最高ですね。
この場所は、千葉県柏市にある『KIKKAKE CAFE+KITCHEN』というお店なのですが、このお店は「ただいま」と言いたくなるキッカケを盛り込んで作られている空間だそうです。
色味であったり、家にあるような家具を多く使うことであったりと、こだわっているポイントはたくさんあると思います。こういうキッカケになる空間を作りたいと思ってから、そのキッカケはどうやったら創れるのかを考えていては遅いので、早い段階から動き出そうと思います。
実現できれば、自制心を高めて頑張らずとも、その空間にいるだけでやる気が出てくるような環境が創れそうです。
楽しみ。
それでは、良いキッカケライフを!
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