高級店でのスタッフ間の話し方がとても大切だなと感じた
◆仲良いのがいいのか、敬語なのがいいのか
高級なお店では、料理や空間だけではなく、働く人の礼儀や品格も大切になってきます。一流な人ほど、人を良く見ていると思っていて、夜の銀座に一流の人が集まるのは「夜の銀座で働く人」の礼儀や品格が一流だからだと思います。
僕も働いている人の良い点を学びたいという思いから、働いている人の行動を良く見ます。
一流といういう意味ではないです!(笑)
働いている人を見る中で良く考えるのが、スタッフ同士の会話のしかたです。
これはそれぞれの人の感覚にもよるのかもしれませんが、僕的には高級店ではスタッフ同士は敬語で話した方が良いと考えています。お客さんに対して敬語というのは当然だと思いますが、スタッフ間の会話も「聞かせている」というつもりで、聞かれてもいい内容と、話し方で話すべきだと思います。
◆お客さんがいなくなるまで頭を下げる理由
キャバクラであったり、高級車のディーラーでは、去り際にお客さんの姿が見えなくなるまで頭を下げてお見送りをしている姿が見られます。
この理由を聞いたときにとんでもなく納得できてさすがだなと感じたのを覚えています。
ご存じの方もいるかと思いますが、お客さんがいなくなっても頭を下げている理由は、「他のお客さんにその姿を見せるため」です。見えなくなったお客さんへの心遣いというのもあると思いますが、その姿を他のお客さんやそこを通る人に見せることで、自分の店の品格をアピールすることが出来ます。
僕は、この行動は働くスタッフ同士の会話でも実践することが出来ると考えています。普通の店ではスタッフ同士の話し方まで教育していないので、そこを意識していることを見せるだけでも、レベルの高い店に見せることが出来ます。
普通はお客さんが見えなくなっても頭を下げるという行動はしませんし、普通はスタッフ同士の会話を敬語に徹底するということはしません。普通なら意識しない点まで意識するということが高級感なんだと思います。
スタッフ同士で会話することを一番の目的にするのではなく、お客さんに聞かせることを一番の理由にして、スタッフ同士で会話をすることをその次の理由にするといいのかなと思いました。
当たり前に徹底している店は徹底していることですが、徹底しきれていない店が多いのが実際の所だと思います。
ただ、仲の良さを見せるという意味でフランクにスタッフ同士が話しているというのも場所によっては良い効果をもたらすと思うので、「意図的に」「徹底する」というのが大切だと思いました!
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