今日のタイトルは、
「普通の会話であったとしても、3.6m先の人は怒られているように感じる」というものです。
人は離れた状態で話すと、言葉尻が上がり口調が強くなってしまいます。
試しに、1m先に「リモコンどこに置いた?」と言う時と、3.6m先に「リモコンどこに置いた?」と言う時の言葉尻を比較してみてください。
誰もいないところで試すだけで十分ですが、それだけでも言葉尻の違いを感じれるはずです。
◆どうするべきか
この3.6mルールは簡単に空間に落とし込めそうです。
なるべく人と人が離れないように空間を作ればいいだけですからね。
と、こんな感じで簡単ならいいのですが、
まぁ実際はそんな簡単に行かなさそうです。
当たり前ですが、全てを近づけると空間が狭くなり不便になります。
それに加えて、建築にはそれぞれを何メートル以上離さないといけないというルールがあったりします。
#両側に部屋がある場合は1.6m以上の廊下が必要
となると、空間的に近づけることは難しいので、考えるべきは動線です。
動線というのは人が動いたり通ったりする道のことで、その道を近づけることは可能です。そうすることによって空間同士のつながりも強くなりますし、物理的な距離も縮まります。
◆気をつけるべき距離
こんなことを言いつつも、それぞれの距離を3.6m以内に収めておくことももちろん大切です。
家で気にするべきは、
キッチンとリビングの距離
子供部屋とリビングの距離
寝室と寝室の距離
などです。
キッチンでは料理の音で会話が聞こえづらくなるので、3.6mよりもさらに近づけたいですけどね、、
とまぁ、先日の60°ルールに加えて、3.2mという距離のルールのお話でした。
こう言った空間心理学の要素を建築に落とし込めば、説明のつく意味のある空間が作れると思います。
まだまだこれからですね🤤
それでは、良い言葉尻ライフを!
#空間 #心理学 #言葉尻 #夫婦の会話