How much you wanna risk?

夢はリゾートをつくること。

空間を狭くしてコミュニケーションを生む!

一昨日に引き続き「タバコミュニケーションから学ぶ空間の作り方」についてです。
タバコミュニケーションがあれほど強力なのには、タバコの特性と、喫煙所の特性が大きく関わっていて、その要素を抽出して空間に落とし込めるかという内容です!

まずはこちらの記事を先にお読みください。
タバコミュニケーションが盛り上がる理由 - How much you wanna risk?

空間だけで、人のコミュニケーションってこんなに変わるのか!と思ってもらいながら楽しんでいただけると嬉しいです。

◆タバミュニケーションの要素抽出

タバコミュニケーションが効力を発揮するポイントは下記です。
・趣味の一致
・空間の狭さ
・手持無沙汰にならない
・目のやり場に困らない

趣味の一致については前の記事でお話ししたので、今回は「空間の狭さ」についてです!

◆空間を狭くする

空間を狭くすると人と人の距離が近くなり、コミュニケーションが生まれやすくなりそうです。

ただ、この設計については非常に慎重に行う必要があり、空間を狭くすることによる弊害が沢山あることを理解しないといけません。

空間が狭くなることにより人と人の距離が高くなります。そうなることでパーソナルスペースに他人が入ってくる可能性が高くなります。

パーソナルスペースというのは、人が持つ「他人に入られたくない距離」のことです。
知らない人が自分の30cm手前にいたら、少し不快に感じるじゃないですか?
これはつまり、自分のパーソナルスペースが30cmよりも広いということです。

パーソナルスペースは相手との関係性によって大きく変わります。
他人となら1mだったパーソナルスペースも、恋人や友人ならその距離はあったないようなものになります。

このように、単にコミュニケーションを取りやすいように空間を狭くして、人と人を近づけるのは危険です。

大切なのは、狭くても入りたいと思える空間にするということだと考えています。
喫煙者はタバコを吸うためなら遠くの喫煙所まで歩くことも厭わないと言いますからね。
#人による

タバコには依存性があるので、パーソナルスペースを気にするよりもその依存性が勝ち、「狭くても入りたい」と思わせることができるのだと思います。

ただ、これは普通の空間ではなかなか難しいです。我慢して狭い空間にいるのでは無く、好んで狭い空間にいるという状態にしないといけないですからね。

今回の検討では「空間を狭くする」というのは「しない方が良い」というのが答えです。
この方法が綺麗にハマる技があれば面白そうですけどね!

今日はここまで。
それでは、良い狭小空間ライフを!

#喫煙所 #空間 #空間デザイン

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