僕はリゾートホテルを創ることが夢なので、時々泊まる必要が無くても、勉強のためにホテルに泊まりに行ったりします。
今回の北海道でもいい感じのホテルに泊まったのですが、歴史を感じる渋いホテルでした。
◆unwind hotel&bar
北海道で初の外国人専用ホテルとして昭和6年(1931年)に建築された「旧越中屋ホテル」。
戦時中は将校クラブとして陸軍に、戦後は米軍により接収された歴史を歩み、小樽市指定歴史的建造物、経産省「近代化産業遺産群33」にも指定された歴史的建造物が、数年の月日を経て再生されました。
アールデコの外観を色濃く残した外観も雰囲気があるのですが、僕が好きなのは入った瞬間の内観の雰囲気です。
アールデコというのは、1910年から1930年にかけてヨーロッパやアメリカで流行した美術・デザインのスタイルのことです。外国人向けに作られたホテルだからこその作りで、日本では珍しい建築です。
また、目の前には「旧三井銀行小樽支店」もあり、こちらも歴史的な建築物です。
◆エントランス
僕が一番好きな空間はホテルのエントランスです。その理由は、人がホテルに入って一番最初に見る空間で、一瞬で人を笑顔にするならこの空間だと思っているからです。
今回のホテルのエントランスは、シャンデリアが付いていたり壁紙かキラキラしているようなエントランスではありませんでした。
昔ながらの味のある雰囲気に、白を基調とした塗装がきれいにマッチしていて、照明の使い方もうまかったので、非常に落ち着きのある空間になっていました。
エントランスのすぐ横にはホテルのバーが併設していて、バーとしての機能だけではなく、エントランスにメリハリをつける空間の助けとなっています。
◆改善点
ホテルに行くと「良い点」が目に入ってきやすいですが、改善点を見つける癖も付けておかないといけません。自分がホテルを創る時に気を付けないといけないポイントですからね。
改善点は2つ。一つは、エントランスからエレベーターまでの道が少し質素だという事です。壁に汚れが目立ち、パイプ椅子などを隠すために簡易的なパーティションが設置されています。
古い建物だからなのか、エレベーターホールは搬出入用の空間に見えるくらいでした。
もう一つは、チェックインにかなりの時間がかかるということ。入力項目が多く、10分以上もかかりました。
チェックインカウンターは2つなので、他のお客さんもいればかなりの待ち時間になるはずです。ここは改善ポイントですね。
メールで事前チェックインも出来たみたいですが、その案内も分かりにくく、「メール送る」ことが目的ではなく、「登録してもらえるメールを送る」ことが目的なはずなので、この辺りも改善できそうだなと思いました。
総じて好きな空間ですし、スタッフの方が渋い赤のスーツで統一していてカッコよかったです!
次は、部屋の空間レビューも。是非!
それでは、良いエントランスライフを!
#ホテル #エントランス #チェックイン #サービス