一日空いてしまいましたが、一昨日書いた「タバコミュニケーションが盛り上がる理由」という記事の続きです。
タバコミュニケーションがあれほど強力なのには、タバコの特性と、喫煙所の特性が大きくかかわっていて、その要素を抽出して空間に落とし込めるかという内容です!
まずはこちらの記事を先にお読みください。
◆タバミュニケーションの要素抽出
まずは、タバコミュニケーションが効力を発揮するポイントを抽出します。
・趣味の一致
・空間の狭さ
・手持無沙汰にならない
・目のやり場に困らない
タバコミュニケーションから学べる、コミュニケーション活性化の鍵はこれらではないかなと考えています。それを空間にどのように落とし込むか?というのが今回考えるポイントですね。
◆趣味の一致
@yogibojapan
趣味の一致ですが、これは空間で行動を制限することで、ある程度集まる人の特徴を限定することが出来ると思います。
例えば、フィットネス施設にすれば健康意識の高い人が集まりますし、椅子の代わりにヨギボーを置けば柔軟な考えの人が集まりそうです。
空間によってある程度趣味(考え方、意識)の近い人を集めることは可能です。
ただ、タバコのように目に見えてわかる趣味ではないので、タバコほどの実現性はないかもしれません。
これについては空間を絞る必要がありそうです。
・オフィス
・住宅
・ホテル
・商業施設
・イベント会場
・飲食店
・レジャー施設
様々ありますが、コミュニケーションという点で考えると、
・オフィス
・住宅
・飲食店
この辺りがコミュニケーションに重点を置いて空間を作るべきものに当たります。
今回は、飲食店(居酒屋、バー)に焦点を当てて考えてみますが、他の空間にも転用できる内容かと思います。
潜在的にコミュニケーションを生み出すこともできるのか!と思いながらお楽しみいただけると嬉しいです。
飲食店で趣味(好きなもの)が目に見えて分かる方法しては、ドリンクごとにグラスを分けて「何を飲んでいるのかが分かる」様にすることは一つあるかなと思います。
ずっとウイスキーを飲んでいる人が分かれば、自分の好きなお酒が一緒なんだと分かり、声をかけやすくなります。
居酒屋で声をかけることは少ないかもしれませんが、バーだとお酒から始まるコミュニケーションって意外とあるんですね。
この要素だけで考えると、「こんなので変わるはずがない!」と思うかもしれませんが、ほかの要素も積み重なれば効果は徐々に強力になっていきます。
裏技のようなものを期待するのではなく、小さいものをいくつ積み重ねられるかが鍵なんだろうなと思います!
明日は、空間の狭さという要素から見るコミュニケーションの活性化についてです!
それでは、良い毎日購読ライフを!
#空間デザイン #空間心理学 #行動経済学 #バー #東京バー