昔からコミュニケーションの1つとして登場する「タバコミュニケーション」。
なぜ、タバコを吸うだけであんなにも盛り上がるのかなぁ〜とずっと思っていました。
普通の休憩所なら知らない人と話すなんてまずないですが、喫煙所なら全く知らない人と話すこともあります。
じゃあ、タバコを吸う人のコミュニケーション能力が高いからなのかと言うとそうでもなくて、彼らも普通の休憩所にいれば全く知らない人と話すことはないはずです。
となると、「タバコ」「喫煙所」。
この辺にコミュニケーションの鍵は落ちているはずで、それを見つけよう!というのが今日の記事です。
◆趣味の一致
タバコは嗜好品とも呼ばれますが、ある意味趣味と捉えることもできます。
同じ趣味の人同士ということで心の壁が一枚剥がれ、心理的に話しやすい状態になっているというのは一つあるかと思います。
そしてその趣味が一致していることが、「喫煙所にいる」ということで目に見えて分かります。
◆喫煙所の広さ
喫煙所はそれほど大きな空間ではありません。広すぎる空間にしてしまうと後々改修が大変ですし、吸わない人の方が多いのにタバコのための空間を広く取るわけにもいきません。
この「喫煙所の狭さ」がコミュニケーション活性化に一役買っていると思っていて、
「物理的な距離が近い」=「心の距離も近い」というように、脳が逆の順序で心の距離を判断しているのかもしれません。
吊り橋効果にも似た心理現象ですね。
「吊り橋でドキドキしている」=「この人のことが好きかも」というやつです。
◆手持ち無沙汰にならない
タバコを吸ってる時は手に「タバコ」があり、手持ち無沙汰になることはありません。
僕の経験ですが、人は話す時に「何か」を持っていた方がリラックスして話すことができます。
と言うのも、何も持っていない状態で話すと「両手をどうしよう?」ということに頭が持っていかれるんです。
下にぷらーんとさで下げておくのも違和感があるし、後ろで組むのもなんか変、、
こういった時に両手で持たないといけない荷物を何か持っていると、非常にリラックスして話せるんですね。
これと同じように、話す時にタバコを持っていると人は安心して話すことができるのだと思います。
手に意識をやらず、会話に意識を向けることができますからね。
◆目のやり場
手に意識を向けなくて良いのと同様に、目のやり場にも困りません。
話す時に目のやり場に困るというのはよくある話ですが、タバコの場合は煙を吐く時に顔を横に向ける流れで目を逸らしたり、灰を落とす時に目線を落としたりします。
つまり、話しているにもかかわらず「目を逸らしても違和感のない状況」が多いんですね。
これは話しやすいですよね。
話す時に気を使う必要性が低いですし、緊張せず落ち着いて話せます。
こういったように、タバコミュニケーションには話しやすい要素がたくさん詰まっており、誰でも緊張感なく話すことができます。
この要素を抽出して別の方法で実現させることができれば、コミュニケーションが生まれやすい場所を作ることができそうですね。
明日はこの要素を再現する方法についてです。
それでは、良いタバコミュニケーションライフを!
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