昨日の記事の続きです。ラーメン屋は味だけでなく、そのサービスや空間が非常に大切で、今日はラーメン屋の空間も実はかなり大切なんだというお話です!
まだ昨日の記事を読んでいないという方は、まずそちらから読んでください!
◆カウンターと厨房の関係
僕のバーで働いてきた経験と、カウンターのある飲食店を「空間」という視点から観て来た経験で言うと、カウンターにいるお客さんの目線の高さが、従業員の目線の高さより低いのはあまり良くありません。
お客さんからすると、なんだか見られている感覚になり落ち着かないからです。また、接客側もお客さんをジローと見ている感じを出さないようにするのが大変です。
カウンターの中と外の目線の高さの差は大きくしないのが鉄則だと思います。
#鉄則1
◆カウンターの広さ
カウンターの中は広い方がイイです。これは当たり前ですが、カウンターから後ろに隙間がある方が、店員とお客さんの気まずい距離感を無くすことが出来るからです。
僕はバーで働いていたのでこのことを痛感しているのですが、お酒を作ってお客さんに出してからの時間ってかなり気まずいんですね。
カウンターから出る理由もないので、ただ無言でお客さんの前に立つことになる。
お客さんを観察しているようには見せたくないから"どこかを眺めているような雰囲気"を出すのですが、それもそう長くは続かないです。そして、お客さんはこの店員の気まずさに気づいているはずです。
これは、どちらかと言うと店員の為の空間の作り方になりますが、この気まずさまで想像して空間が作れるようになれば人気が出そうですね。
お客さんと店員の距離まで計算したカウンター作りが鉄則です。
#鉄則2
◆空間は図面作り方
空間を作る時に使うのは図面です。図面やそれを3Dにしたパースというものを使いながら、どういった空間にしたいかなどを決めて行きます。
しかし、それだけでは想像しきれない部分が多いのが実際のところです。
「座った時の高さ」や「店内で移動しやすさ」くらいなら想像できますが、心理的な部分の想像は非常に難しいです。
この「広さ」ならお客さんがどのように感じるのか。この「高さ」ならお客さんはどのように感じるのかなど。
空間を作る前に気づかないといけないポイントは無限にあります。それらに気づくためには、実際の空間を見てからの気づきを蓄積していく必要があります。
それを出来る人だけが、売れっ子空間デザインマーケターなんだろうなと思います。
そう言えばこないだ行ったカフェの椅子も、クッションの沈み込みが深すぎて食事には向いていなかったな。。この辺りも図面や写真だけでは想像が難しいですね。
実際に座ってみても、中々気づけないくらいのポイントだと思います。
僕は蓄積していきます。
それでは、良い空間蓄積ライフを!
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