How much you wanna risk?

夢はリゾートをつくること。

NESCAFEのフロントエンド商品の作り込み

皆さんご存じのNESCAFEは原宿にカフェを持っています。
ですが、JR原宿駅から徒歩3分という好立地にカフェを持つにはかなりのコストがかかるはずです。そこまでしてカフェを持つのには何の意味があるのか?

僕のブログでは何度かお話ししていますが、商品にはフロントエンド商品とバックエンド商品というものがあります。

フロントエンド商品=
利益を求めない広告的な商品
(100円バーガー)

バックエンド商品=
利益を作る為の商品(ポテト、ジュース)
マクドナルドで例えると

商品を作る時は、この2つの特徴を意識する必要があって、どちらも中途半端になっていると知名度も利益も生み出せないことになってしまいます。

そして、今日はNESCAFEがフロントエンド商品として原宿にカフェを出している!というお話です。

◆カフェの利益

僕はずっと、カフェってどうやって利益を出しているのだろうと思っていました。客単価が高い訳でもないのに、立地は非常に大切です。
高家賃、低単価というシビアなビジネスではないのかな~と思っていました。
ルノアールみたいに立退料で回してるカフェもあるけど、、

ですが、NESCAFEのバックエンド商品(利益を出す商品)はコーヒーマシーンです。つまり、フロントエンドにしているカフェで利益を出す必要がないということです。

カフェの目的は知名度の獲得と、コーヒーの味を知ってもらうこと。
1円でも黒字が出ればラッキーくらいの感覚で問題ありません。

◆フロントエンドになっているのか

フロントエンドの商品としてカフェを出していると言いましたが、これがフロントエンドとして機能していないと意味がありません。
つまり、NESCAFEのコーヒーマシーン購入に繋がるカフェになっていないとだめだということです。

カフェとして独立してしまうと、周りのカフェ全てがライバルになり、フロントエンドとバックエンドを分ける意味が無くなります。

そこで、しっかりと広告になっているのかを考えてみたのですが、味を知ってもらうという点において大きく貢献していると思いました。

今、コーヒーマシーンは色々な会社から発売されています。ですが、どれがおいしいのかを僕たちは知りません。

となると、家やオフィスにコーヒーマシーンを置くとなった時に、味を知っていて外れないと分かっているNESCAFEが有利になることは間違いありません。

更にすごいのが、僕たちにとっては「外れないこと」が大切なので、及第点以上の味を提供できていれば問題ないということです。

更に更に、このカフェで提供されている飲み物はコーヒーマシーンで作られたものではありません。市販の機会の何倍もあるクオリティー高めの機械で作られています。

フロントエンド商品の出し方としては上手いですよね。実際に購入した時よりもおいしい飲みものを提供しているわけですから。

ここで、コーヒーマシーンを買えばこの味が飲めます!と言ってしまうとOUTですが、そんなことは一言も言っていません。こちら側が勝手にそのように認識してしまうだけです。

世の中の広告ってすごいなぁ~と思いました。無意識のうちに色々と刷り込まれているんだろうな。。
そんな勉強になったカフェでした!
皆さんもぜひ。それでは、よいネスカフェライフを!

ネスカフェ #原宿 #フロントエンド #バックエンド #コーヒー #コーヒーマシーン

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