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夢はリゾートをつくること。

『さすがコクヨ!』素晴らしい展示ブースの作り方

『さすがコクヨ!』素晴らしい展示ブースの作り方

先日に続きオルガテック東京の展示ブースについてですが、今日はコクヨの展示ブースが他と比べて圧倒的だったという話をさせていただきます。

◆商品を紹介しない

昨日の記事で、有名な会社がブースを出す目的は『自社ならこういったことができる!という事業の幅を知ってもらうこと』というお話をしましたが、コクヨはもちろん「有名な会社」側になります。

展示ブースが作りこまれていたことはもちろん、特徴的だったのは新商品などの商品の紹介をしていないということです。
コクヨらしい世界観を作りこんで、「こんなこともできるんだぞ!」というのを前面に押し出していました。

実際にそこで働いていたスタッフの方にも話を聞かせてもらった会話の一部はこんな感じです。

ボク「商品を置かずに、わざと世界観だけを打ち出しているんですか?」

スタッフ「そうですね、この展示ブースには販売中の商品は一つも置かずに、コクヨの技術を見てもらえるように作っています!」

ボク「絶対その方が良いですよね。どんなことができるのかを知ってもらった方が良いですよね~」

スタッフ「おっしゃる通りですね!そのことを意識して作ったブースとなっております!」

やっぱり意識しているポイントが他の会社とは違って、そのことをすべてのスタッフに周知させているのもさすがだなと思いました。


◆展示ブースで楽しませる

展示ブースではやっぱり楽しんでもらうことが大切だと思うのですが、コクヨはここでは「やらないこと」を決めて、ブース展示の目的を失っておらず素晴らしいと感じました。


展示ブースでは抽選で賞品が当たります!というイベントがちょくちょく行われていたのですが、ほとんどが「QRを読み込んでアンケートに答えたら抽選ができる」というものでした。

そんな中コクヨは、無条件でブースに来た人がガラガラポンをできるというもの。

正直、商品目当てで行うアンケートの回答なんて適当もいいところで、情報が取れないどころか誤った情報に踊らされる危険性すらあります。
それならアンケートは「年齢」「業種」くらいの質問にしておいて、楽しんでもらう方に全振りした方が良いと思いいます。

コクヨは「アンケートで顧客の情報を集めること」を「やらないこと」と決めて、「誤った情報に踊らされること」を避けながら「お客さんを楽しませる」ことを選んだというわけです。

展示ブースの作り方から展示ブースでの楽しませ方までが、他と圧倒的に違ったコクヨは、今回の『オルガテック東京2023』では多くの見込み客を捕まえたと思います。僕の中では今回の展示会での勝者は「コクヨ」でした。

展示ブース一つでもこれだけ変わるのかということを肌で感じて、展示ブースが広告として大きな意味を持っているということを実感できた展示会でした。

それでは、良いコクヨライフを!
#コクヨ社員ではありません。(笑)

#オルガテック #コクヨ #展示ブース #アンケート #展示会

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