How much you wanna risk?

夢はリゾートをつくること。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

タブレットで買うだけで、人は多くのお金を使ってしまう

人が服にお金を払う時、パソコンで買う時とタブレット買う時とで支払う金額が変わるという研究があります。 具体的にはこのような実験が行われました。 ①グループではパソコンで服を買ってもらい、②グループではタブレットで服を買ってもらいます。 その服に…

人の感情はどのようにして生まれるのか?~過去の記憶との関連~

人の感情はどのようにして生まれるのか? 一つ前の記事の続きになるので、まだ読まれていない方はそちらから読んで下さい! 著名な神経学者アントニオ・ダマシオは「脳は経験によって、色分けされる」と考えました。 犬を見て思わず微笑む人は、幼少期から犬…

人の意思決定は、その時の感情によって無意識に変容させられてしまう?

これまで人の意思決定に影響を与えるものとして、「認知のクセ」と「状況」についてお話してきました。 意思決定に影響を与える大きな枠組みの最後は「感情」です。人は、感情によって判断を左右されてしまう非合理な生き物です。また、感情が穏やかな時は「…

人の「直感」と「熟考」のタイミングを理解し利用する方法

人間の判断には大きく分けて2つあります。「直感」の「システム1」と「熟考」の「システム2」です。詳しくはこちらの記事を!↓ hoomz-kohei.hatenablog.com 人は、住宅、車などの高級品を購入するときはシステム2を使って熟考します。反対に、アマゾンで…

なぜオーストリアでは臓器提供率が99%なのか?~日本は10%~

日本の臓器提供の同意率は10%。 一方でオーストリアやフランスといった様な国では、臓器提供への同意率がほぼ100%です。 これを国民性や文化で片づけるのは少し安直で、これには黒い戦略が隠されています。 〈臓器提供の同意率〉日本はわずか10.2%だが、…

人は最初に提示された数字を信じ、それに影響されてしまう~アンカリング効果と並列評価~

人は比べる対象がないと、それが優れているものなのかそうでないのかを判断することが出来ません。 これを「単独評価」と「並列評価」というのですが、それぞれの場合で人の評価軸(買うのか買わないのか)は変わります。 単独評価というのは、2万円の炊飯器…

選んでもらうための選択肢の作り方~メニューやホームページの作り方~

情報過多社会。アテンションエコノミー*とも言われる現代では、情報の多さが問題になっています。 これは情報オーバーロードという弊害をもたらします。情報オーバーロードというのは、情報に溢れ、選択に疲れた人間の脳が判断できない状態になってしまうこ…

人は天気にすら意思決定の影響を受ける~曇りの日を過剰に評価するクセ~

人間には意思決定の際の「認知をするクセ」が存在します。そちらの内容については、この記事の前のいくつかの記事でお話ししているので、そちらを見てください! 人間には更に、周りの環境・状況からも意思決定に影響を受けます。つまり、状況を操れば、意思…

音楽が人の行動に影響を与えるプライミング効果

ある実験があります。ワイン屋さんでフランスをイメージさせるBGMを流した時と、ドイツをイメージさせるBGMを流した時とで、人の行動に違いを出させることが出来るのかというものです。 結果としては、フランスをイメージさせるBGMを流した時はフランスのワ…

かかった時間に価値を感じる人間、、~デュレーション・ヒューリスティック~

デュレーション・ヒューリスティックという行動経済学における用語があります。 これは、人間は「何をしてもらったか」ではなく「どれだけの時間をかけてしてもらったか」に重きを置いて価値を判断するというものです。 ここに一つ分かりやすい例があります…

優秀な人でも先のことは甘く見積もってしまう~双曲割引モデルとは

人には先のことは抽象的にしか考えられないという認知のクセがあります。 例えば、今1万円貰えるのと1年後に1万2千円貰えるのとだとどちらを選びますか? 多くの人は「今の一万円」を選ぶのですが、合理的に考えたら「1年後の1万2千円」を選ぶべきです。 こ…

人の中の「お金の価値」を狂わす行動経済学~メンタルアカウンティング~

人には「会計」に対しての考え方の癖があります。 同じ5000円が同じではなくなるような癖が。 いきなりですが下記の質問を読んでみてください。 【ケース1】 あなたは演劇を見ようと思い、劇場に出かけました。窓口で5,000円のチケットを購入しようとし…

認知の癖を利用した交渉の原理原則~僕は勘違いしてた~

人には交渉が付き物です。 大きなビジネスの場での交渉だけではなく、「ゴミ出しといて~」「それ一口くれない?」「モバイルバッテリー貸して~」なども細かく分けると交渉に分類されます。 人生に交渉がたくさんあるのなら、その原理原則を知っておいた方…

間違いを犯す時の脳の状態😪

人判断を下すとき。脳には大きく分けて2種類のシステムがあります。行動経済学の世界では、それらを「システム1vsシステム2」と呼ぶのですが、まずはそれらを簡単に説明します。 システム1:直感的に判断する時の脳の使い方。 例)「のど乾いたな。コーヒ…

バラク・オバマ再当選の裏に隠された「行動経済学」

アメリカ元大統領のバラク・オバマ。黒人初の大統領という事で、アメリカ全土を超えて世界に衝撃を与えました。 最初の当選は、若きリーダー・黒人初の大統領というインパクトもあり当選に繋がりましたが、再当選となると話は変わります。 国を率いる手法を…

話す時に『プロデューサー目線』を持つことができるか?

今、「1秒で答えを作る力 本多正織」という本を読んでいます。 お笑い芸人にネタや話し方を教えている吉本興業養成所(NSC)の講師の方が出した本です。話し方や聞き方に関してのポイントが深く多くの視点で書かれていて、一つ一つを読み込んでいたらなかな…

スタバのずるい戦略の一つを簡単紹介!

スタバが仕掛ける戦略をご存じですか。 写真はスタバアプリの画面です。30~100の感覚と、150~400の感覚が同じことが分かります。 これによって消費者に「もうこんなにポイントがたまった!もっと集めよう」と思わせる効果があります。 これも行動経済学な…

税金を人々に受け入れさせた、本能を操った方法とは

僕の本業は空間創造です。 美的センスはプロに任せますが、空間が人に与える影響について考えて、その影響を空間に落とし込むのは僕の仕事です。 最近流行っている言葉に「行動経済学」というものがあるのはご存じですか? 僕が大好きな分野の学問なのですが…

アウトプットの本をアウトプットする 3つの重要なコト

僕は本を読むのが好きです。 知識を得て賢くなった気がしますし、今の悩みを解決できるような文章に出会うこともあります。ただ、一つ迷っていたのが『本を読むだけで、生きていない』ということです。 読んだ内容も時間が経てば忘れてしまっていて、読んだ…

マーケティングの本質とは何かを考えてみる

日本で一番有名なマーケターと言っても過言ではない森岡毅さん。彼の言葉には説得力があり「なるほどな~」と感じさせるような話をしてくれます。話が上手いだけではなく結果を出していることも事実で、USJをV字回復させた話などは、皆さんもご存じなのでは…

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