だいぶ前に氷バーに行きました。
室内温度を氷点下に保ち、空間からグラスまで全てが氷で作られたバーです。
このバーの利益はどこから?と考えると、入場料とドリンク代です。
コンセプトはかなり面白いですが、一度氷点下を上回ると全てが溶けてしまうので、空間の維持にはそれなりのお金が掛かっているはずです。
随分前で入場料やらドリンク代がいくらだったかは忘れましたが、このコンセプトでマネタイズポイントが2つというのは勿体無い気がします。
今日は、このバーに携帯の持ち込みを禁止することで、新しいマネタイズポイントは作れるか?というお話です。
◆携帯を禁止する理由付け
バーの中に携帯の持ち込みを禁止するにはそれなりの理由がいります。
たまに普通のバーでも「コミュニケーションを大切にしてほしいから携帯は入り口で回収」のようなシステムにしている所があります。
確かにコミュニケーション促進にはプラスかもしれませんが、会話の中で携帯を使いたい時などもあり、なんやかんやで携帯を使うお客さんが出てくるのが実情です。
なので、氷点下のバーでは「氷点下では携帯が故障する恐れがあります。こちらにお預けください。」が良いと思います。
人は伝え方が9割という本にもありましたが、そのテクニックの中にある「禁止」という項目のやつですね。
「この芝に入らないで下さい」
よりも
「この芝に入ると農薬がつきます」
の方が人は芝に入らなくなるというテクニックです。
#嘘はダメだけど
◆携帯を回収すると
氷バーの中で携帯が使えなくなると「写真」も撮れなくなります。
珍しい空間であるにもかかわらず、写真に残せないというのはかなりモヤモヤするはずです。
これがマネタイズポイント。
定点カメラでも、カメラマンを入れるでも何でもいいので、写真が撮れるシステムを導入しておき、その写真を販売すれば絶対に売れます。
ここでの写真はお土産としての意味も持つので、多くの人が買って帰るはずです。
これは携帯を使えるようにしていたら絶対に生まれないマネタイズポイントだし、気づくことすらないと思います。
こういったアイデアを張り巡らせることで、より空間にお金をかけられるようにすれば、お客さんも満足し、お店としても勝ち続ける良い状況が作れるのではないかな〜と思います!
多くの場面に転用できる内容だと思います。
それでは、良い氷点下ライフを!
#氷 #氷点下 #マネタイズ #バー #コミュニケーション