先日のブログでは、移動することに価値が出せたらすべてが好循環だよね。と言う内容の記事を書きました。
YouTuberの撮影のように、移動そのものに価値を見出すことが出来れば、活動の幅は広がり、行きたい場所・会いたい人に会いに行けるようになります。
今日は、その記事を書いたこともあり、実際に移動してあるホテルに泊まって来たので、そのお話です。
◆アメニティーがすべて「木」
そのホテルでは、サスティナビリティを意識しており、すべてのアメニティーが「木」で出来ていました。環境のために、トイレットペーパーも使い切るまでは交換しませんという徹底ぶりだったのですが、果たしてそのこだわりが「宿泊客にとってはどうなのか?」ということです。
ここでは、まず歯ブラシが木でできていました。これはかなりの驚きだったのですが、正直言って使いにくいです。ブラシの根元の部分は太く滑りも悪いので、なかなか奥の方に届きません。
歯磨き粉も、セットで付いていない珍しい容器です。
それ以外のアメニティーのパッケージも恐らく「木」で作られたような見た目で
極めつけは、カードキーまでもが木製でした。
これに関しては、どうやって作ったのだろうという感じです。(笑)
とまあ、サスティナブルを意識したホテルであるということを前面に押し出しつつ、無駄を抑えて経費削減を図るのが目的だとは思うのですが、やりすぎるのも良くないな~と感じた一つの例でした。
今後は世界全体で「サスティナブル」「SDGs」に取り組んでいく必要があるのは明らかです。その最初の取り組みとしては面白いのですが、先頭を走って動き出すと「お客さんがどう感じるかのデータ」がなく、大きく間違える可能性もあるなぁと感じました。
ただ、ホテルを創っていく上で、今までは考えていなかった身近な課題に気づけた良い経験でした。
◆自分ならどう落とし込むか?
勿論今すぐに答えが出せるわけではないですが、すぐに「自分ならどうするか?」と考えるクセはつけておいた方がいいなと思います。
今回なら「自分ならどうやってホテルにサスティナブルを落とし込むか?」ということです。少しレベルを下げると「どこまでサスティナブルを意識するか?」になります。
そもそも「何が環境に悪くて」「何を使った方が環境へのダメージを下げることが出来るのか」について詳しくなる必要があるのですが、最近よく取り組まれているプラスチックを減らして、再生紙や木を使うという動きについて考えてみます。
最初にプラスチックから紙に変えていこうと考えた人の立場になるとよくわかるのですが、たしかに「ストローは紙にしても使えそう!」と思いつきます。
実際に使ってみると、紙がふやけて吸いにくく、時間が経つにつれなんとなく紙の味もしてきて美味しくない!という感想を抱いた人が多いと思うのですが、おそらく最初に考えた時は「いいアイデアを思い付いた!」となってしまいます。
僕が今考えるなら『アメニティーのパッケージだけをすべて紙に替える』といったくらいですかね。アメニティー本体を替えてしまうと機能に影響を及ぼすのでそこは変えたくないですが、パッケージだけならそれほど問題はなさそうです。
紅茶のティーパックのパッケージも「紙」にできるかな?と思ったのですが、紙にすると乾燥しやすくなったりするはずなので、何でもかんでもパッケージを紙にするのも良くなさそうです。
#外が紙でも中にらプラが使われている
今回は、社会の課題と自分の夢をぶつけることが出来るいい勉強になる体験ができました。
移動するっていいですね!
それでは、良いサスティナブルライフを!