今回ベトナムで泊まるホテルを探すのには何日もかけて金額や建物などを比較したのですが、1発で惹かれた空間がありました。
それがこのタイトルにもある「HAYHAYカフェ」という場所で、ダナンのナマンリトリートホテルにあるカフェです。
この建物はそのほとんどが「竹🎋」で出来ており、竹の描く曲線美がなんとも堪りません。
◆生きた空間
もちろん鉄筋コンクリート造りの建物で、内装に力を入れた素晴らしい空間はたくさんあります。
ですが、この「竹」を使った空間はなんだか生きている空間だな〜と感じます。
竹と竹を紐で括り付け、下から上に行くにつれて「柱」だった竹が「天井」としての役割を持つようになります。
何度も見上げずにはいられない空間デザインで、非日常を生み出していました。
◆食事
朝食やディナーもこの場所で食べることになるのですが、配置するすべての食事がおしゃれに見えますし、ビュッフェのワクワク感を増幅させてくれます。
食事で豪華さやワクワク感を出すのは毎回提供する料理にお金をかける必要がありますが、その豪華さを空間でカバーできるなら、毎回のコストを下げることができます。
つまり空間としてのイニシャルコストをかけることが、食事のランニングコストを下げることに繋げることも可能だということです。
大切なのは、必ずランニングコストが下がるというわけではなくて、下げることもできるという部分です。
客層によっては料理の味を重要視する方もいるので、その辺りはうまくターゲット層を見極める必要があるなと思います。
ただ、普段使われない構造体(ここでは竹)がメインで使われていることがどれだけのリゾート感を生み出すのかをまじまじと感じました。
おそらく竹以外でも、普段使われないものも使えば似たような効果があるはずです。
地震国の日本でも竹などを構造体として使えるのか?
そもそも竹は何年持つ計算で使われているのか?
普段使わないものを使う分、検討が必要になる量も増えますが、その努力が非日常を生み出し、追従を許さない建築物になるのではないかな〜と思います。
とにかく最高の空間でした!!