先日法事に帰った際の話です。
法事なのでお坊さんが来るわけですが、お経を唱えた後に少し雑談の時間がありました。
お坊さんらしくない「ドラマ」や「AI」の話もあったのですが、面白い裏話もいくつかありました。
◆背中をたたくアレ
お坊さんの修行で一番イメージが強いのは、背中をたたく木の棒ではありませんか?
この棒は警策(きょうさく、けいさく)というもので、本来は固まった血流を流すための気持ちの良いものだったそうです。
ただ、その名前から「罰策」(ばっさく)といったように派生し、修行中に寝たり集中していなかったりしたら叩かれるものになったらしいです。
罰の代名詞的なものが、元々は気持ちの良いものだったことに驚きでした。。
参照:臨済宗 洪福寺HP
◆修行に送り出した先
お坊さんになるには修行が必要です。
ある宗派の寺でお坊さんになろうと思ったら、その宗派の総本山に修行に行く必要があります。
ここでの修業は過酷であるに違いなくて、昔の人の修行なんてのは想像を絶するはずです。
ただ、今はどこに行ってもコンプライアンスが気にされる時代です。
テレビでも言いたいことなんて言えなくなったはずです。
そして、このコンプライアンスの波は修行という世界にも押し寄せているそうです。
修行とコンプライアンスなんて真逆の言葉のようにも感じますが、事実だそう。
総本山で厳しくし過ぎたらその修行僧から家に電話で伝えられ、その親から総本山に「もちょっと優しくしたってくれや~」という電話が入ります。
厳しくし過ぎたら修行僧も逃げ出してしまうんですかね。。
もちろん宗派や国によってこの状況は大きく異なると思いますが、そいう言った現状の宗派もあると考えると少し面白いな~と思いました。
どこまで厳しくなっていくんだろうか、、
それでは、良いコンプライアンスライフを!
#コンプライアンス #法事 #修行 #総本山