1ヶ月前くらいですかね。
電車内の広告を言葉として自分にストックしたり、その広告の良し悪しを分析してみる。という記事を書きました。
今回はそのシリーズのシーズン1-2です。
◆総決算
総決算という言葉はよく使われますが、やっぱりパワーのある言葉だなと思います。
この広告の場合は言葉の強さに合わせて、デザイン的な強さもあります。
他の言葉が目に入らないくらいの大きさで「総決算」と書かれていますからね。
コトバンクによると、総決算という言葉には
１ 一定期間の収支のすべてについて行う決算。
２ 物事を締めくくること。結末をつけること。
という意味があります。
どちらかと言うと会社が行う決算のことで、お客さん向けの言葉ではありません。
ただ、この言葉には「総決算」だから安くなるよ！という意味が含まれています。この意味合いをデザインや他の言葉と共に上手く伝えているのが、この広告の凄いところだな～と思います。
◆在庫一掃
「総決算」という言葉を、安いセールと感じさせるサブタイトルが「在庫一掃」です。今でこそ当たり前に使われる言葉ですが、絶妙に状況を表現した言葉だなと思います。
四字熟語は色々な単語を合わせると、まれにピッタリの言葉が生まれますが、この「在庫一掃」はその中でも突出していると思います。
在庫を無くすこと＝在庫を掃除すると捉え、インパクトのある言葉になっています。
ただ、この言葉は「モノ」にしか使えません。
僕の洗浄である「ホテル」に対して在庫一掃という言葉を使えば、ホテルの備品を売り出すように聞こえます。
使わなくなったベットや絵画などを、ホテルの取り壊しに伴って一掃するといった様に。
じゃあ、ホテルで一気に安く泊まれるセールを打ち出すとしたらどんな言葉がイイのかなと考えてみました。
ここでは敢えて「４文字熟語に」制限して考えてみます。
「モノの余り」を意味する「在庫」は、「ホテル」に変換すると「予約の無い空室」です。
これはそのまま「空室」としても意味は伝わりそうです。
今度は、「売り出し」という意味を持った「一掃」をどのように表現するか。
ホテルだと安く泊まれることを表現したいので、
「飛び入り」「掘り出し」「賞味期限ぎりぎりのホテル」などがぱっと思いつきましたが、何とも上手く表現できている気がしません、、（笑）
もう少し深く考えてみたいので、この続きは明日の記事に！！
皆さんのサービスでも、的確にセールを表現した四字熟語を考えてみると面白いかもしれません。
それでは、良いセールフレーズライフを！
＃セール ＃在庫一掃 ＃総決算 ＃ホテルの空室
