僕は建築系の仕事をしていて、そこに関わる資格で興味のあるものがあったので、あるセミナーを受けてきました。
内容は「空間によって人はどういった感情を持つのか、人に与える影響はどういったものがあるのか」といったようなものなのですが、2時間半のZOOMセミナーです。
セミナーなどでは、口コミやレビューが大切で、参加者にアンケートを書いてもらうことが多いと思います。
今回のセミナーはそのアンケートの書かせ方が他と少し違い、僕も書きながら「上手い書かせ方だな~」と感じたので、それを共有させていただきます。
◆その場で書かせる
アンケートの依頼方法として一番多いのは、「メールでアンケートをお送りするので、後でご協力ください!」のパターンだと思います。
ただ今回は、ZOOMを繋いでいる間にアンケートを書いてもらい、最後に講師の方と少し感想を話すといった流れでした。
このようにするだけで変わることがいくつかあると思います。
・回答率100%
・自由記入欄への記入内容が濃くなる
・内容も肯定的なものになる
・その後の加入率が高まる
講師とZOOMがつながった状態で書くので、回答率は100%ですし、コメントや評価の内容も見られているという気持ちから肯定的になります。
(肯定的なコメントをホームページに記載できる)
アンケートにある「感想欄、自由記入欄」って飛ばす人が多いと思うのですが、講師の前で書いていてそれを見られるとなると、多少なりとも深い感想を書くことになります。
その結果、掲載するコメントも潜在顧客に伝わりやすいものになります。
このアンケートの書かせ方によって一番重要なのが、その後の加入率が高まるということです。
これはこのセミナーが体験講習であることが前提ですが、体験の後に加入してもらうという流れは非常に多いと思います。
感想をしっかりと振り返りながら書くことで参加者の考えがまとまる
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意味のあるものだったな、価値があるものだったなと感じる
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モチベーションが上がる
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講師と感想を話す(他の参加者にも聞かれてる)
有言実行をしないと!という気持ちになる
⇓
「当日中の加入なら割引」という背中の一押し
⇓
加入率が高まる
といったような算段です。これはもちろん、その人の話し方や雰囲気の作り方もありますが、流れとしては非常に取りこぼしの少ない上手い流れだと思います。
また、アンケートについてはオンラインであるということが効いていて、紙ベースで書いてまとめて回収!みたいな感じだと、「自分がその場にいる間に読まれる」可能性が低いので、感想のやコメントの熱は一気に落ちます。
オンラインだと、その場で読まれる可能背が高いので、「読まれるかも!書いとかないと!」と考えるようになるわけです。
サービスのクオリティーが高いことが大前提ですが、その先の加入率を上げるための流れについても具体化させておいた方が良いなと思いました!
それでは、良いアンケート記入依頼ライフを!
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