有料の記事を無料で公開したら誰がお金を払って読むの?
無料で公開したらその本が売れなくなる!
そりゃこの疑問質問は生まれてくるだろう。でもこの方法を真っ向から否定してしまうと、販売戦略では後手に回ってしまう。
僕の記事でよく登場するキングコングの西野亮廣さんは絵本を無料公開することによって、絵本界では異例の40万部以上を売り上げた。ここにはクラウドファンディングによる先行販売や、自身で一万冊買うことによって得た領収書の広告化など、様々な戦略が盛り込まれているが、その中でもメインでされた作戦がこの「無料公開」である。無料公開しなければもっと売れたのかもしれないという可能性については分かりようがないが、これによって無料公開したら売れないという説は完全につぶれた。
絵本
絵本の無料公開は、ネット上による全ページの公開である。これはどのような人が読むかを禿げるほど読み込む必要がある。おそらく絵本となれば、子供に読み聞かせをするお母さんが買うことが多くなるだろう。
これが分かったら次にお母さんという人物を読み込む。
photo credit https://instagram.com/fukufuku_design?igshid=dlr9imgj8s1i
お母さん(小さい子供がいる)
・子供に時間がとられて自分に使える時間があまりない
・限られたお金の中でやりくりしていて自由に使えるお金があまりない
・子供には面白い本を読んであげたいと考えている
これが分かれば、無料公開の必要性が分かってきたのではないでしょうか。
お母さんは、本屋に行って本を選ぶ時間もあんまりないし、自由なお金が少ないのではずれの本は買いたくないと思っています。「ぐりとぐら」などの絵本が今も変わらず買われているのは、お母さんが昔読んでもらって面白かった本は探す時間も省けて、外れの本にあたる可能性もなくせるからです
じゃあ必要なのは、本屋で探しに行く時間を省けてはずれを買ってしまう心配もなくしてあげる設計で、ネット上で無料公開すれば、お母さんたちは家で本を選ぶことが出来て、面白い本を買えるようになりますよね
ここで大切なのは、無料公開するのは作品のクオリティーが高いのは大前提だということ
じゃあ無料で読めるネットで絵本をを読まれて終わるだけじゃないのか?
しかし絵本には一つ大きな特性がある。お母さんが子供に読み聞かせをするというもの。読み聞かせをするとなると携帯では不都合で、絵本の必要性が一気に増す。ネットで面白い本であることは確認済みなので財布のひもが緩むのも納得がいきます
絵本にはこの特性があるから、前ページを無料公開することが効果的だったわけです!