How much you wanna risk?

夢はリゾートをつくること。

マーケティングの本質とは何かを考えてみる

日本で一番有名なマーケターと言っても過言ではない森岡毅さん。
彼の言葉には説得力があり「なるほどな~」と感じさせるような話をしてくれます。話が上手いだけではなく結果を出していることも事実で、USJをV字回復させた話などは、皆さんもご存じなのではないでしょうか。

 

ただ、色々なマーケティングの本や記事を読んでいて思うのが、マーケティングの本質は1つだけであるという事です。

その本質というのは、お客様が潜在的に求めているものに気づき、それに応える(上回る)モノやサービスを提供するといもの。

 

 

有名な話に「人々はドリルが欲しいのではなく、4分1インチの穴が欲しいのである。」というものがあります。

潜在的に求めているものが「4分1インチの穴」であるという事に気づくことが出来れば、それにこたえる方法はいくつでもあります。
穴の開いた板を提供することも出来れば、穴をあけるサービスを提供することも出来ます。

これをいかに早い段階で行えるかがマーケティングの鍵なのではないかなと考えています。

 

フェラーリを買う人が「車としての機能」ではなく「優越感」を求めているという事に気づけば、すべてのリソース(お金や時間)を「お客様の優越感を満たすこと」に使えます。

 

このリソースの使いどころが非常に大切だと思っていて、USJのV字回復にもリソースの一極集中投下が行われていました。

関東から大阪のUSJに行くには、移動費だけで3万円はかかるという「3万円の川」が流れています。この川を越えてきてもらうためには、東京ディズニーランドと同じようなことをしていてはダメで、「映画の世界」という人が潜在的に興味のある内容に振り切り、その世界観を生み出すためにリソースを全て投下することが必要でした。
その結果、USJ独自の魅力が出来上がり、V字回復に繋がったのだと森岡毅さんは言っています。

 

ここでもマーケティングの本質は変わっていません。人々が本当に求めているモノ(ここでは空間・エンタメ)を見つけ、それに応える。その起爆剤となったのが森岡毅さんの視点だったのだと思います。

 

僕の本業は「空間づくり」です。人が潜在的に求める空間に気づく必要があります。

やはり“ココ”が僕の仕事だなと思います。僕にはデザインの能力はありませんが、人が求める空間を言語化する能力はあります。それを設計者に伝える能力があります。

 

能力のある設計者・デザイナーと手を組み、マーケティング的視点を生かした空間を作ることが、これから僕が切り開いていく道の第一歩なのかなと思います。

人が求める空間に対してもっと敏感になれるようにインプット・アウトプットをしていこう!

 

#空間心理学 #マーケター #森岡毅 #潜在的欲求

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