【龍崎翔子】ホテルに人格を持たせるという考え方
◆ホテルにも性格がある
株式会社水星でホテルを多店舗展開されている龍崎翔子さんのホテルに対する考え方として、「ホテルに龍崎翔子がいなくても龍崎翔子がいると感じる」ということを意識しているものが面白かったので、少し考えてみようと思いました。
今までの自分は、ホテルに自分の性格を落とし込むということは考えていませんでした。なので、ホテルに自分らしさを出すという考え方もあるのかと聞いた時は少し驚きました。
自分らしさを出しすぎると万人受けしないと思っていましたが、小さいホテルから作っていくなら自分の性格をゴリゴリにホテルに落とし込んで、それを好きになってくれるお客さんを増やしていくことが大切だなと感じました。
例えば、写真家はその人の感性で写真というものを取るので、写真にその人の性格が顕著に現れます。
蜷川実花さんなんかはその典型で、蜷川さんの写真には蜷川さんの性格が強く落とし込まれていると思います。
暖色強めの鮮やかな写真のイメージがあって、写真からはひしひしと力強さが感じられます。
このように、本人がいなくてもその人の作ったものであると感じてもらえる作品を作ることは、自身のブランドを作っていく上では非常に大切になりそうです。
◆勉強として友達の家に行く
ホテルの空間を作っていく中で、勉強としてホテルを見に行くというのはすぐにたどり着く答えかなと思います。確かに自分自身もホテルに勉強をしに行くということはしていたのですが、龍崎さんがホテルに人格を持たせる勉強として効果的と感じているものが「友達の家」でした。
もちろん本人もホテルに行くことは多いそうですが、友達の家に行くとその人の性格が濃く表れていて、その人のことを知ったつもりになっていても、その想像を毎回超えてくると話されていました。
これは結構面白いなと思って、誰の家かを知らされずにその人の家に行っても仲の良い人の家ならわかるかもしれません。これを泊まりに来た人に感じてもらえるようにするのが「ホテルに人格を持たせる」という意味です。
確かにミュージシャンを目指している友達の家は、少し防音仕様にしながらもその人の音楽観が空間に現れているように感じましたし、旅好きの友達の家はどこか簡素でどこでも寝れそうな空間になっていました。
自分の性格を空間に落とし込むと、どんなことが出来るだろうと考えながら空間を見てみるという視点も増やしてみようと思いました!
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